PERSON

店舗運営スタッフ

SHINJI TANIGUCHI

  • ビーエイチエス株式会社
  • 商品部 チーフバイヤー
  • 2005年入社

“一つひとつに個性があっていい。
店は生きているのだから。”

最適な仕入の「読み」を当てる。

全国に9店舗展開する文房具専門店の仕入商品を選定。新商品や売れ筋などの情報はもちろん、地域性も大切な要素です。例えばある地域の学校では「硬筆」の授業が盛んで、4Bや6Bの鉛筆がよく売れる。おなじ学校でも新任の先生が入れば、売れる商品も変わったりするのです。また、雑誌やテレビなどメディアもチェックして、トレンドを把握することも不可欠。それらをヒントに最適な仕入の予測を立てます。その「読み」がぴたりと当たったときは気持ちいいですね。また、チラシなどの販促企画もバイヤーの仕事。新学期などのタイミングに合わせてインパクトある商品を打ち出していく。オフィスチェアをメインに載せたときは「文房具専門店で家具?」という意外性が受けて、大きな反響がありました。

長い長いレジの行列に感動。

新店舗の立ち上げやリニューアル時には店づくりにも携わります。平成23年9月にオープンした「ぶんぐまる上尾店」は300坪の大規模ディスカウント店。まずは図面を見ながら商品ごとの売場レイアウトを決め、それに基づいて棚や台などを発注。メーカーと打合せして、仕入れ商品の中からオープンセールの目玉商品とその値段も決めていきました。これまでに前例がない規模と形態だったので、一つひとつ手さぐりで進める状態。特注の棚がなかなか届かなくて、気をもんだこともありましたが、オープン当日、大勢のお客さまがレジに行列している姿を見て、その苦労も吹き飛びました。「こんなにたくさんの人がオープンを待ち望んでくれていたんだ」と、初めて見る光景に感動したのを覚えています。

MESSAGE

バイヤーとしての精度を高める。

データ分析もしますが、やはり大切なのは現場を体感すること。週1回は各店舗に顔を出し、どんな商品がよく出ているのかをチェック。売れ行きが鈍い商品も、ちょっと陳列を変えるだけで、お客さまの手にとってもらえるようになります。店長やスタッフとの雑談には仕入れのヒントが隠されているし、売場でお客さまから直接ニーズを聞ける機会も。店は生きている。そう感じます。もちろんチェーンストアとしての統一感は必要ですが、その地域の人々の要望に応えられるカタチに柔軟に変化していけばいい。一つひとつの店に個性があってもいいと思うんです。だからこそ「どんなものが求められているか」を敏感に察知し、バイヤーとしての「精度」を高めていくこと。それがこれからの目標です。

1日の流れ

  • 9:00

    出社
  • 9:30

    メールの返信と、一日の業務の整理。
  • 11:00

    メーカーA社と商談。120社以上ある取引先さまの中から、商品やトレンドを見定めて、仕入れ量を決める。
  • 12:00

    休憩
  • 13:00

    メーカーB社と商談
  • 14:00

    販促用のチラシの構成案を練り、チラシのデザインを依頼。
  • 15:00

    店舗まわりで、埼玉の店舗へ。売り場のチェック。
  • 17:00

    スタッフの日報で地域ニーズのリサーチ。お店づくりに活かしていく。
  • 18:00

    退社

店舗運営スタッフの社員