MESSAGE

創業70年。まだまだ発展途上。
変わり続けるから、おもしろい。

加藤 順造 JUNZO KATO

加藤憲ホールディングス
グループ代表

文房具卸業界など、もはやない。と考える。

あなたはボールペンをどこで買いますか?コンビニ、100円ショップ、ドラッグストア、もしくはネット通販?
4、50年前は、文房具は文房具店で買うものでした。純然な「文房具業界」が存在したのです。しかし、いま文房具店で買うと答える人は少数派です。
市場は激変したのです。わたしたちはそう考えます。そんな時代に必要なのは、「メーカー・卸・小売」という古い業界の慣習ではなく、どの業態も「ユーザーが求めているのはなにか」を常に考えていく姿勢です。
ちなみにアメリカではあの広い国土に文具卸はたった2社しかありません。同じような業界再編の流れは、いずれ日本にも到来します。ユーザーを無視するビジネスをすれば必ず淘汰される。ユーザーの視点を持ち続けること。これが、わたしたちの大切にしていることです。

独自のやり方で、「卸」の存在価値を。

直売だから安い。それは少品種高額の商品だからです。これを100万点以上のアイテムがある多品種小額の文房具でやると、逆に猛烈なハイコストになってしまいます。その証拠に、直売を基本とするネット通販大手やチェーンストアでも、わたしたちが重要なサプライヤーになっています。
店舗の小売に対しても、卸しは単に商品を納めるだけでなく、斬新で魅力的な店づくりのノウハウを提供しています。とりわけ加藤憲グループでは、自ら文房具専門店を14店舗展開。その詳細データを取引先の小売りの方々に公開するという、画期的な売場提案をしています。
さらに、今後は中部地域だけでなく全国のニーズに応えるために、主要部門の本社を東京に移し、全国に11支店、9カ所の物流センターを構えています。
時代の流れによって確かに淘汰は起こるでしょう。しかし、卸しは絶対必要です。わたしたちは独自のやり方で、必ず最後の数社に生き残る。そう言い切ることができるのです。

やわらかに、しなやかに、自分たちらしく。

「文房具」の「房」は部屋を意味します。わたしたちはグループ全体で、文房具に留まらず、オフィス家具や空間そのもののコーディネートが可能です。たとえばオフィス家具を扱うコクヨ東海販売、OA機器を扱うシーオーエー、商品をスピーディーに提供できるネットオフィスをひとつの窓口として統合する構想も温めています。つまり、ユーザーの困りごとをまるごと任せてもらえるような存在をめざしているのです。
時代の変化に対応するのは当たり前。その先に、自分たちになにができるか、すこし背伸びして考え、柔らかい発想で形にしていく。加藤憲グループは今年で創業70年を迎えますが、まだまだ発展途上のプロセスにいます。しなやかに変わり続けるからおもしろい。それが、わたしたちらしさと言えるのです。